2019.08.01| ミラネーゼLucaのミラノレポート

|07 Impariamo l’italiano!|語学学校のこととイタリア語の学び方

日本で語学学校を設立した後、ミラノに戻って語学学校を開きました。日本語とイタリア語のクラスがあって、日本語を学んでいる生徒は100人を超えています。来るのはイタリア人の学生や駐在員の奥さんが多く、中には親を説得して習いに来る子どもも。日本文化に興味を持っている人がいるので、学校では、花見をしたり(庭には桜と梅を植えています)、着物の着付けや書道、折り紙を教えたりすることもあります。

 

春になるとこの庭で花見をします。今は初夏の花やハーブがたくさん咲いています!

日本でもイタリアでも授業は会話重視。大切なのは継続で、続けているうちにある日、「あれ、できるようになっている」と気づくはず。そのためには、自分に合ったフレーズから覚えるといい。簡単で実用的な一言。まずは耳を慣れさせ、次に文法を学ぶ。初めは、一回聞いてもわからないのが普通です。一回目で一割分かればOK。何回も聞いているうちに、新しく分かってくることがあります。

言語を身につけるのは、時間がかかります。すぐには上達できなくてあたりまえ。でも、語学や外国を通して、新しい自分を見つけられる。僕自身が日本でそうでした。だから、日本でもイタリアでも、そんなきっかけがつくれるといいと思っています。日本の語学学校にはイタリア好きの方が来ています。おばあちゃんのクラスもあります。イタリア語を学んで、イタリアに来てください!

 

ぜひ学校にも遊びに来てね!

〈この記事は2019年8月1日発行「LaPassione! 8号」の内容を掲載しています〉

 

Luca Saccogna ルカ・サッコーニャ

Luca Saccogna ルカ・サッコーニャ

ミラノ生まれ。日本映画に魅せられ、ミラノで日本語と日本文化を学んだのち1994年来日。大手イタリア語学校で講師を務めた後、東京、代々木にイタリア語学校CLUB ITALIANO設立。2016年にはミラノにEURASIA LANGUAGE ACADEMY語学学校を開校。留学時の住まいやインターンシップの斡旋・サポートも行う。クオルス・リストランテとは東京にいた頃、南青山の店にランチに行き、そこでカメリエーレ(給仕)をしていた同代表、高波利幸と意気投合したのが始まり。イタリアから呼んだピッツァ職人の通訳、さらに各店でイタリア語の出張レッスンを行うようになった。ミラノ在住の今も架け橋となっている。

SHARE THIS ARTICLE

 記事一覧へもどる

こちらの記事もおすすめ