モデナ産 バルサミコの物語
“最低5種類の樽を使用し、樽から樽へ移し替え酢酸発酵を経て、熟成させる伝統的製法のバルサミコ”
2009年に初訪問し、伝統的バルサミコ製法に触れ、感銘を受けました。
2011年に息子シモーネが後継者となった時、無理なお願いをしてみました。『私たちもバルサミコ樽を持って、伝統的バルサミコを仕込んでみたい』
その願いは叶い、2023年に12年の時を経てモデナのバルサミコ協会認定のジウジアーロ・ボトルにて出荷することになっています。
イタリアの工業デザイナージウジアーロがデザインした伝統的バルサミコ専用のボトル
今その「Quals樽」はシモーネとその家族によって、毎年2月に大樽から小樽へと移し替え作業が行われ、熟成し続けています。
ちなみに、現在私たちのレストランで使用しているバルサミコ酢は、伝統製法と同様にモスト・コット(ブドウ果汁の煮つめ液)のみを使用し、オークの木樽によって8年間熟成させたものです。Quals専用にボトリングされたオリジナル商品です。