2021.06.05| 情熱のイタリアコラム

カンティーナの今 〜スクアドラ・クオルスの仲間たちからの便り13〜

クオルス・リストランテが信頼するイタリア現地の生産者
「スクアドラ・クオルス」の仲間達に、ワイナリーの今について聞いてみました。
第13回目はイタリア北部ピエモンテにある3姉妹のカンティーナからの便りです。

 

―前回のお便りには、メンバー皆揃って「1日でも早くイタリアまたは日本で再会したい」と書いてくれたけど、その日を待ちきれない思いは我々クオルスの面々も同じ!次回ようやくイタリアに行ける時には、カンティーナの他にも、皆の自慢の街や周辺の観光地も是非訪れてみたいな。そこで、今回は是非ガイドさんになったつもりで(笑)、ここぞというお薦めスポットを紹介して~!

うふふ、これは楽しい依頼だわ。大歓迎よ!私、デニーゼがみんなのガイドを務めるわね。じゃあ早速カンティーナのすぐ近くから出発しましょう!みんな歩くのは大丈夫よね?この土地のシンボルでもあるバローロを生むブドウ畑を歩いて進んでいくと、今や人気の観光スポットともなっている「Cappella delle Brunate(ブルナーテのチャペル)」にたどり着くのよ。別名「Cappella del Barolo(バローロのチャペル)」とも呼ばれているわ。

まるで絵本の中に出てくるようなカラフルな小さな教会よ。みんな、知ってた~?美しい世界遺産の風景と交わって、それこそおとぎ話の中に迷い込んだ気分になるわよ。このフォトジェニックな景色、素敵でしょ?ほら、写真を見てみて。イタリアンブルーの空の色とも融合して最高の写真が撮れること請け合いよ!

このチャペル、元々は1914年に聖母マリアに捧げてブドウ畑の一角に建てられたものだけど、それと同時にそのブドウ畑で働く人たちが急な悪天候に見舞らわれた時の避難所としての役割も果たしていたの。そして本来はもちろんこんなにカラフルに彩られていた訳ではなかったのよ。1970年代に入ってランゲのCeretto(チェレット)社がそのブドウ畑を買い取った時には、ほとんど廃墟と化して農具置き場になって残っていたらしいわ。その後1990年代になって “ワイナリーとアートの融合”にも力を注いでいた同社のプロジェクトの中で、Sol LeWitteとDavid Tremlettという二人の現代アーティストとの出会いがあり、彼らの魔法の手にかかって甦り、今日の様な姿になったのよ!どう、このバローロの景色にすっかり溶け込んでいるでしょ?

 

『マローネのカンティーナ周辺はまだまだ見どころたっぷり!
次回は同じくデニーゼから、2つ目のお勧めスポットを紹介してもらいます。お楽しみに!』

 

 


3姉妹のカンティーナ「ファミリア・マローネ」のワインを味わってみませんか?

 

パッショーネ

蔵元/地方:Marrone/Piemonte
ブドウ品種:ネッビオーロ60%、バルベーラ20%、ベーラヴェルガ20%
熟成法:ネッピオー口/大樽12ヶ月、バルベーラ/バリック樽18ヶ月

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ランゲ・アルネイス

蔵元/地方:Marrone/Piemonte
ブドウ品種:アルネイス100%
果実味が豊富で、様々な香りが感じられる白ワイン
料理:魚介や野菜料理と

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ドルチェット

【ワイン初心者にお薦めの一本】
地元ピエモンテの人々が長年親しんできた地元では家庭の食卓で最もテーブルに登る人気のデイリーワインです。

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バルバレスコ

「ピエモンテワインの女王」とも称される優美なワイン
力強さもありながら「ワインの王様」バローロと比べると口当たりの柔らかさとドライフラワーを思わせるエレガントな余韻が広がります。

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バローロ

Famiglia Marroneが「我がファミリーとその歴史を体現するワイン」とするバローロ。Castiglione FallettoとLa Morraそれぞれの地区の個性が違うブドウを最高のブレンドに仕上げることに創業時より4世代にわたって情熱を傾け伝統のワイン造りをしてきました。

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