3000年の歴史と時間が重なり合う色彩豊かな街、ヴェローナ
シェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台となった街、ヴェローナ。歴史は古く、
紀元前1世紀に古代ローマの植民地として誕生、中世以降は文化や商業の中心地として栄えてきました。
街を歩けば、3000年という時間がそこかしこに留められています。たとえば、かつて剣闘士らの戦いが行われた円形闘技場。
そして、そこにやわらかな色合いを添えているのが、ヴェローナの特産でもあるピンク色の大理石です。その名も「ロッソヴェローナ(ヴェローナの赤)」が、歩行者天国となっているマッツィーニ通りの通路や、二層になった円形闘技場のアーチを彩っています。
街並みを一望するなら、旧市街にある古代ローマの劇場「テアトロ・ロマーノ」へ。高台にある遺跡からは、アディジェ川とともに世界遺産の街並みがパノラマで眺められます。
ヴェローナは小さくまとまった美しい街です。ローマから飛行機で1時間、空港から市内までは10kmなので直通バスがでています。ミラノ中央駅からはローカル電車でも1時間50分、特急なら1時間15分ですので、ローマからもミラノからも日帰りで訪れることができます。
ローマ・フィウミチーノ空港からヴェローナ空港まで1時間。1日3往復運行。
赤堀美咲
アリタリア-イタリア航空 機内通訳
www.alitalia.com