2020.07.27| PASSIONE “情熱”

Vol.11 いつの時も

2019年2月、ボローニャ近郊のカンティーナ、テヌータ・ウッチェリーナ(Tenuta Uccellina)にて

2月からのコロナ禍、「時代が変わったんだって」って、自分に言い聞かせながら、「新たな挑戦」に取り組んでいます。同業の方々も必至、「何かしなきゃ」って。けど、慌てても仕方ない。出来ること、やれること、分かってるはず。

「100年続くイタリア料理店」を目標にここまで来たんだから、姿や形を変えてでも、貫き通したい。まだまだこの先だって、色々なことが起きるでしょうし。「辛抱」が苦手な自分なので、ついつい移り気な考えも抱きますが、大好きなイタリアとその食文化に関わり続けたいし、イタリアの仲間たちと共にこのピンチをチャンスに変えれる様に知恵を絞りたい。離れていても想っていることは同じはず。目先の事に囚われず、掲げたヴィジョンとフィロソフィを大切に今後の状況判断をする上での基準としたい。あって良かったって想うのはこのヴィジョンとフィロソフィです。右往左往しても辿り着くべき所へ向かって邁進して行きます。

関わる全ての人たちの健康と発展を祈願して。(高波)

高波利幸 Toshiyuki Takanami

1968年、新潟県上越市生まれ。高校卒業後「服部栄養専門学校」に入学し、料理の勉強を開始する。在学中、ヨーロッパに研修でイタリアへ行き、イタリアの食と文化、そして人に大きく感銘を受ける。卒業後、イタリアレストランで修行を開始。7年間東京で暮らしたのち、新潟に帰郷。1993年4月、地元上越市にイタリアレストランをオープン。現在イタリア料理店3店舗、モッツアレラチーズ工房、クラフトビール醸造所を展開。その他飲食店コンサルティング、プロデュースも手掛ける。

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