カンティーナの今 〜スクアドラ・クオルスの仲間たちからの便り11〜
クオルス・リストランテが信頼するイタリア現地の生産者「スクアドラ・クオルス」の仲間達に、ワイナリーの今について聞いてみました。第11回目はエミリア・ロマーニア州、ブルソンでおなじみのテヌータ・ウッチェリーナの2代目エルメスからの便りです。
―私たちスクアドラ・クオルスのメンバーは、 それぞれがイタリアと日本の懸け橋でありたいと願いつつ仕事をし ていると思いますが、将来、 その観点からクオルスと一緒にやってみたいビジョンや夢などがあ れば聞かせて下さい。
そうだね、まずイタリアと日本の懸け橋という意味からも、僕たちの町Russi(ルッシ)とクオルス・リストランテ、このふたつが強力なタッグを組んで、何かを成せれば最高だよね!クオルスの皆は、ワインという媒体を通じて、日本においてすでに僕らの郷土のプレゼンターでいてくれているよね。だから、そうだな、、、まず今度皆がここに来てくれる時には、是非クオルスをこのRussiの町の“公認スポークスマン”として任命してもらえるように、僕らの町長に働きかけてみたいな。それとも高波社長の“親善大使就任”っていうのがいいかな。あくまでこれは僕の勝手な希望だけど(笑)。いづれにしても僕たちの絆を、イタリアと日本の懸け橋という観点からも、もっと強化していけることをやってみたいと思っているよ。
それから、これは前にも話したけど、日本に行ってクオルスの皆やお客さんに直接会いたいな。そして僕たちのワインに合わせたディナーを開催して、各テーブルを回ってひとりひとりと話が出来て、僕らのワインのことを伝えることができたら。。。これは今の状況だと本当に夢だよね。
あと、同じ様なことをここRussiでも出来たらすごいよね。クオルスとRussiのレストランのシェフが一緒になってのスペシャルディナーの開催!地元の皆も喜んでくれるだろうし、もしそうできたら僕も鼻が高いよね(笑)。こんなことが本当に実現できるかどうかは分からないけど、こういう夢を見るのはとても楽しいよ。
今後のまだまだ長いお付き合いのなかで、ひとつでも実現に向けて、あせらず前を向いていきたいし、信じることが大切だと思っている。そうして時と共に少しずつでも懸け橋をゆるぎないもの、より強固なものにしていけるように、「今後ともどうぞよろしく!」とあらためてお願いしたい思いでいるよ。
『次回はシチリア島、エトナ山ふもとのカンティーナ、フィリッポ・グラッソからの便りです。お楽しみに!』
エルメスのカンティーナ「テヌータ・ウッチェリーナ」のワインを味わってみませんか?
2013 ブルソン エチケッタ・ネラ 《契約オリジナルラベル》
蔵元/地方:Tenuta Uccellina/Emilia-Romagna
ブドウ品種:ロンガネージ100%
熟成法:バリック樽18ヶ月
生産本数:9,000本
奇跡のブドウ・ロンガネージをパッシート(陰干し)して糖分を高め、18ヶ月以上の熟成で作られる力強いワイン。レストランでも人気の一本です。
2015 サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ“クリヴォ” 《契約オリジナルラベル》
蔵元/地方:Tenuta Uccellina/Emilia-Romagna
ブドウ品種:サンジョヴェーセ100%
熟成法:バリック樽6ヶ月
生産本数:8,000本
酸味とまろやかさ、まろやかなタンニンのバランスが人気のサンジョヴェーゼ。
お肉全般とチーズなど幅広いマリアージュを。色々なぷどうの香りを楽しめる赤ワイン。
2017 アルバーナ・ディ・ロマーニャ《契約オリジナルラベル》
蔵元/地方:Tenuta Uccellina/Emilia-Romangna
ブドウ品種:アルバーナ100%
熟成法:大樽
濃厚な果実味、カモミールや花の香りが楽しめる白ワイン
パルマ産生ハム、チーズと共にお楽しみください。
2017 エルメス&ジオ
蔵元/地方:Tenuta Uccellina/Emilia-Romagna
クオルス・オリジナルのワイン
Tenuta Uccelinaの跡取り息子であるHermesエルメスの18歳誕生日を記念して造られたワイン。
ボローニャ大学醸造学科を卒業した彼により進化が予定されています。
貴腐菌の働きでブドウの糖度を上げ、トレッビアーノ種とは思えないアルコール度数が高いしっかりとした白ワインとなっている。
2019 ランベーラIGT
蔵元/地方:Tenuta Uccellina/Emilia-Romagna
中世には食用として人気だったが今は希少なエミリア・ロマーニャ州指定品種ブドウ「ファモーゾ」によるアロマティックな芳香とフレッシュさが特徴の1本。
アペリティーヴォにはもちろん、香り豊かなポルチーニ茸のピッツアなどにも最適な一本。