古くからローマの入り口だった!|ローマ・ポポロ広場|
観光地をめぐるのも旅の一つだが、街の普段の姿を見たいと思ったら広場へ行ってみよう。ヨーロッパではどの街にも「へそ」といえる広場があり、老若男女が集っている。ローマ旧市街の北の玄関にあるポポロ広場もそんな場所。ローマっ子たちがベンチでおしゃべりしたり、階段や噴水の周りでぼーっとしたり。旅行者も旅の途中にひと休みして、ローマの日常に浸るのにちょうどいい。
広場の中央には、時の帝が紀元前にエジプトから遠路はるばる運ばせたオベリスク。南側には「双子教会」とよばれる一対の建物、北の入り口には有名な建築・彫刻家のベルニーニが設計したポポロ門。余裕があれば、ぜひ東側にあるピンチョの丘へ。サン・ピエトロ寺院をはじめローマの街並みが一望できる。

ピンチョの丘から見えるポポロ広場と、奥に広がるローマの街並み
オベリスクがそびえるポポロ広場は日が暮れるとまた違った表情に。「ポポロ」とはイタリア語で「市民」の意味。紀元前街道の出発点で、北からローマへやってきた巡礼者は、まずこの場所を目指したとか

夜のポポロ広場。オベリスクが幻想的に輝いている。

広場に面した有名なカフェ「Canova(カノヴァ)」
朝は学生たちが待ち合わせにこの場所に使うことが多いよう。

「これからショッピングに行くの」と話してくれたロベルタとフェデリア。広場からはショッピングに最適なコルソ通りが伸びている。

近くにある美術学校に通うアレッシアとマルタ。専攻は油絵とか。朝は、ここでおしゃべりしてから一緒に授業へ。
ローマ・ポポロ広場
00187 Roma RM,ITALIA