2019.08.01| 特集

クラシックカーが公道を走るミッレミリア。92回目の開催! 1000 MIGLIA 2019

1927年、二人の貴族によって始まったミッレミリア。クラシックカー、なかでも1927年から1957年の間に生産された往年の名車だけが参戦を許されるという特別なレースだ。イタリア北部のブレシアを出発し、ミラノ・マリッティマ、ローマ、ボローニャを経て再びブレシアへ。92回目となる2019年は、5月15日から18日までの4日間、423台がエントリーして開催。

 

出発直前にはヴィットリア広場で、参加車両のハンドルの軸にメダルを取り付け、年号シールを貼るシーリングという作業が行われた。親から子へと受け継がれたり、思いを託されたり。物語のある車に、親子や夫婦、友達らが2人1組で乗り込み、小雨の中、歓声に見送られて出発地点へと向かって行った。

 

「今年は俺たちが優勝さ!」

 

ミッレミリア一色の街を散策中、お揃いの帽子をかぶった4人組に遭遇。「アルゼンチンからはるばる見に来たよ!車が好きで、マツダの車に乗ってるんだ」

道路を走る車の中に、スタート地点へ向かうミッレミリア出場者たちも混ざっていた。

 

日本版ミッレミリアを始めた増田晴男さんに、ミッレミリアの魅力について聞きました!
「大人が古いクルマと楽しむ。最高だね。」

 

1989年、TV局でプロデューサーをしていた頃、ブレシアでミッレミリアを見て、言葉にならない感銘を受けました。古いクルマを親から子へと愛情とともに引き継ぎ、年に一度、集まってレースをする。大人が楽しみ、大人が遊べるイベント。最高だなと。実際、その時の特集番組はとても好評だった。そこで、「日本でもできるんじゃないか」と思ったのが「ラフェスタ ミッレ ミリア」のきっかけです。イタリアでは100回に迫るクラシックカーのレース。ブームや流行でなく長続きする、そんなイタリアらしさを、私たちも引き継ぎたいですね。

増田 晴男(ますだ はるお)
ミッレミリアに出合ったのをきっかけに日本版ミッレミリアの開催に尽力。日本で唯一、国際クラシックカー連盟から公認を受け、1997年から「La Festa Mille Miglia」を毎年開催。自身もミッレミリアに出場18回。

 

葉山のオフィスにはお宝クラシックカーや歴代ミッレミリアのポスターがずらり。

 

増田さんが2019年5月にイタリアのミッレミリアに参戦した時のショット。愛車は「CISITALIA COLOMBO 1100 SPORT」

 

10.25 – 10.28 START at HARAJUKU
ラフェスタミッレミリア2019は、10/25(金)、原宿からスタートします!クオルス・リストランテは今年もサポートスポンサーとして、参加選手への料理やオリジナルサイダーを提供します。クラシックカーの魅力、選手たちの情熱に、直に触れてみませんか?最新情報は公式HPまたはFacebookでチェック!

 

SHARE THIS ARTICLE

 記事一覧へもどる