中世のマンハッタン、塔の街 サンジミニャーノ & 赤煉瓦の小さな街 チェルタルド
まるで時が止まったかのように、中世の面影がそのまま残る世界遺産の町サンジミニャーノは、紀元前から存在する歴史ある街です。貴族たちが権力や富の誇示の為に、こぞって高い塔を建て競い合い、黄金期には70本以上もの塔がそびえ立っていたことから「中世のマンハッタン」という別名もあるほど。中心部のドゥオモ広場にある町一番の高さを誇るグロッサの塔は、有料で登ることができ、美しい丘陵の町並みが一望できます。
そしてサンジミニャーノのほど近く、チェルタルドもおすすめ。丘の上の旧市街のメインストリートは、ルネサンスの名作「デカメロン」の作者、ボッカチオの生家があることからボッカチオ通りと名付けられ、その先には1200年代に建てられたというプレトリオ宮殿が。眼下にチェルタルドの赤煉瓦一色の美しい町並みと、向こうにサンジミニャーノを見ることができます。
サンジミニャーノとチェルタルドは、フィレンツェやシエナから近く、日帰りで往復できるので、是非旅のプランに加えてみてくださいね。どんなに小さな町でも、深い歴史を感じることができることも、イタリアの魅力の一つです。
ローマ・フィウミチーノ空港からフィレンツェ・ペレトラ空港まで1時間。フィレンツェから電車なら乗り換えなしで約1時間で行くことができます。
赤堀美咲
アリタリア-イタリア航空 機内通訳
www.alitalia.com