2021.08.11| 「カンティーナの今」スクアドラ・クオルス の仲間たちからの便り

カンティーナの今 〜スクアドラ・クオルスの仲間たちからの便り18〜

クオルス・リストランテが信頼するイタリア現地の生産者「スクアドラ・クオルス」の仲間達に、ワイナリーの今について聞いてみました。第18回目はシチリア島のエトナ山ふもとでワインとオリーブオイルを造る、フィリッポ・グラッソのマリアリータからの便りです。

 

―前回のお便りには、メンバー皆揃って「1日でも早くイタリアまたは日本で再会したい」と書いてくれたけど、その日を待ちきれない思いは我々クオルスの面々も同じ!次回ようやくイタリアに行ける時には、カンティーナの他にも、皆の自慢の街や周辺の観光地も是非訪れてみたいな。そこで、今回は是非ガイドさんになったつもりで(笑)、ここぞというお薦めスポットを紹介して~!

今回は、私マリアリータが皆さんに我がシチリア島の魅力をお伝えするわね!この質問を受けた時、あらためて皆を連れて行きたいところってどこだろう?と考えてみたわ。そしたら次から次へと浮かんでくること!歴史的な文化に触れることはもちろん、美しい自然の風景を楽しみながらのアクティビティ、それからグルメやワイン、、、様々な目的に応じて満喫できる場所が、こんなにもあふれていることを本当に再認識したわ。私はなんて素晴らしいところで生きているのだろうってね。では、早速行ってみましょう! 

まず私がおススメする第一の場所は、もちろんエトナ火山!美しく雄大で、我々にとって人生の一部とも魂とも言えるこの山を訪れてもらいたいわ。ユネスコの「世界自然遺産」にも登録済よ。およそ50万年前に誕生したこの山は、ヨーロッパ最大で世界で最も活発な火山の1つ。アルプスを除くとイタリアで一番高い山で、標高はおよそ3330メートル。実はこの“高さ”はしょっちゅう変わっているの。それは噴火活動が頻繁で、噴火がある度に山頂の地形の変化が起こるから。だからガイドブックにも様々な標高が存在するの。編纂者泣かせよね(笑)。近年も比較的大きな噴火が続けて起こっていて、特に今年の2月から3月にかけての噴火はかなり凄かった。本当に“生きている山”って感じがするわ! 

火山とその斜面は59000ヘクタールにも及ぶ広大な「エトナ公園(Parco dell’Etna)」に指定されているのよ。ロープウェイや4WDのバスを利用し標高2920mの噴火口区域まで行くことが可能で、溶岩流の上を歩くことも出来るわ。ここにしかない植物も観られるし、山歩きをしながら動物に出会うこともあるのよ。そして山から見下す紺碧のイオニア海の輝きと言ったら!この雄大な自然を前にすると、自分たちが普段どれほど小さなものに囚われて生きているかを実感するわ。と同時に、この山の様に力強く生きていこうというエネルギーが沸々と湧いてきて勇気がもらえるの。皆にも是非、この感じ体験してもらいたい!! 

そしてここまで来たら、このエトナ山が生んだもうひとつの素晴らしい自然美「Gole dell’Alcantara(アラカンタラ渓谷)」にも是非足を延ばさないとね。高さは最大25メートル、幅も2~5メートルというこの狭い渓谷は、通常の水の浸食によるものではなく、エトナ山脈北部を源流とするアルカンタラ川に、エトナ火山の噴火で下りてきた溶岩流が流れ込んで出来たものらしいわ。特徴的な玄武岩質の岩壁と澄み切った水流が織りなすこの美しい渓谷では、ボディラフティングや様々な水上アクティビティも楽しめるのよ! 

 

『フィリッポ・グラッソのカンティーナ周辺はまだまだ見どころたっぷり!
次回は同じくマリアリータから、2つ目のお勧めスポットを紹介してもらいます。お楽しみに!』

 


マリアリータのカンティーナ「フィリッポ・グラッソ」のワインを味わってみませんか?

 

2014 エトナ・ロッソ

蔵元/産地:Filippo Grasso/Sicilia
葡萄品種:ネレッロ・マスカレーゼ90%、ネレッロ・マンテラッート、ネッレロ・カプチーノ10%
熟成法:熟成は瓶内のみ、木樽の使用無し

“エトナ山(ヨーロッパ最大の活火山)のワイン”は、その質の飛躍的な向上から、今世紀に入り評価がぐっと上がり大いに注目を浴びたワインです。

火山性土壌で栽培されるNerello Mascalese (ネレッロ・マスカレーゼ)に、Nerello Mantellato(ネレッロ・マンテッラート)、 Nerello Capuccio(ネレッロ・カプッチョ)といったシチリアの土着品種のブドウから出来るこのワインは、そのミネラル分の豊富さからくるコクや火山性の土壌ならではのタバコやカカオなどの風味等、エトナ山の土壌をダイレクトに感じられるものです。

ワインの熟成には木樽は使っておらず、ステンレスタンクのみでの醸造でありながら深みがあり、酸がきれいなエレガントなワインに仕上がっています。またその色合いの美しさは、Nerello Mascaleseに少し色味の薄いNerello Capuccioを加えることで、宝石のルビーを思わせる色合いに仕上げています。

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【シチリアの小さな小さな葡萄栽培農家が造る希少ワイン】 2018 カッリコ68.8

蔵元/産地:Filippo Grasso/Sicilia

エトナ地方の土着3品種カッリカンテ、カタラット、グレカニコのブレンドワインで、正にエトナを体現するワイン。フィリッポ・グラッソでも「守り続ける伝統的なエトナワイン」と位置付けられています。火山土壌の恵みをたっぷりと受けたミネラリーでコクのある典型的なエトナのワインはペコリーノチーズや卵料理、魚介のフリットとの相性が抜群です。
ユニークな名前の由来は、昔エトナ地方で使われていたロバが背負える積荷の単位から。「Carrico」と呼ばれており、それは68.6リットルのワインに相当したそうです。

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