波打つトスカーナの丘の上に立つ オーガニック食材とワインの家族宿
カンティーナ「ポデーリ・アルカンジェロ」
PODERI ARCANGELO
世界遺産・塔の街サンジミニャーノを望み、トスカーナの典型的な延々と続く波打った畑の丘の上に立つ「ポデーリ・アルカンジェロ」はサンドラを中心に家族でカンティーナ(ワイナリー)、そしてアグリツーリズモの宿を営み、たくさんの旅人を迎え入れている。
オーガニックな製法でのブドウ・ワイン造り、オリーブオイルや野菜作りを実践。旅人はサンドラの母親・マリアさん手作りの地域の伝統的トスカーナ料理をワインと味わうことができる。ディナータイム遅くに到着した我々を迎えてくれたのは、暖かいフンギ(きのこ)のリゾットとバジルのパスタ、手作り感のある前菜の数々、当然相性抜群のこの家のワイン達。疲れた体に染み渡る「お袋の味」が本当に「美味しい!」と口に出る温かく印象的なディナータイム。
「良いワインを作るには良いブドウを育てること。ブドウにとって良い環境と条件を揃えてあげて、後はちゃんと育つことを祈るだけ。まるで子育てみたいね(サンドラには二人のお子さんが。伺った夜もお友達たくさんとワイワイ宿題?をしていました)。
この辺りは凝灰岩を含む粘土質土壌のテロワールで、この環境を最大限に活かしたブドウ作りの結果が現在の我々のワインの特徴。祖父も父もここでワイン造りをしていて、私自身も生まれた時からここでブドウ畑に囲まれて育ったので、それを受け継いでこの地域ならではのワイン造りをするのはとてもやりがいがあるし、自然なことなんです」。
クオルスとの繋がり QUALS×PODERI ARCANGELO
グランドメニューに合う、女性が飲みやすいワインを探していた時、出合ったのがこのアルカンジェロでした。それは2010年、クオルスが100年続くレストランを構想し始めた頃のこと。白のヴェルナッチャと赤のキアンティに「EVOLUTO(進化、進出)」という名前を付け、ラベルもオリジナルで作成しました。
(クオルス・リストランテ 高波利幸)
Sandra Mora
サンドラが作った“エヴォルート”はクオルスのオリジナル・ハウスワインの第一号。これからも“エヴォルート=進化”の名にふさわしいワインをお届けしていきたいです!
エヴォルート・ロッソ(赤)
サンジョヴェーゼ100%。中身はDOCG「キアンティ・セネーゼ」と同様の、アルカンジェロの代表作をクオルス用ワインとしてデビューさせた一品。酸味とまろやかさのバランスが絶妙で幅広いメニューと楽しめます!
エヴォルート・ビアンコ(白)
ヴェルナッチャにトレッビアーノを加えたクオルス用オリジナルブレンドのワイン。ヴェルナッチャのコクとふくよかさを、トレッビアーノの酸味で程よく引き締めて仕上げた、飽きの来ない飲みやすいワインです!