|09 Viaggia in Giappone|久しぶりに日本へ。パチョッコーネ再訪
2019-2020の年末年始、2年ぶりに日本に帰りました。メンバーは15歳の娘セレナと、僕の幼馴染のアッティリオ、そして彼の家族、奥さんと長女(19歳)、長男(17歳)。総勢6人のツアーでした。初日、都内を観光してからディナーで行ったのは、クオルスの東京での第1号店、南青山にあるイル・パチョッコーネ・カゼイフィーチョ。日本にいる友だちにも声をかけて、みんなでおまかせディナーをいただきました。まず友だちが驚いたのは「日本でこんなにおいしいイタリア料理が出せるのか」ということ。もちろん!ですよね。
僕自身も久しぶりだったので、とても懐かしかったです。20年前、パチョッコーネのスタッフが、僕がつくった語学学校、クラブイタリアーノの授業を受けていたことを思い出しました。当時とメンバーは変わっていたけれど、相変わらず美味しくて楽しい店だと思いました。店内にはお客さんたちの笑い声が聞こえたり、スタッフのサービス精神があふれていたり。変わらない魅力に出合えて、うれしかったですね。次号は、日本を旅した感想をお話ししますね。チャオ!
〈この記事は2020年2月1日発行「LaPassione! 10号」の内容を掲載しています〉
Luca Saccogna ルカ・サッコーニャ
ミラノ生まれ。日本映画に魅せられ、ミラノで日本語と日本文化を学んだのち1994年来日。大手イタリア語学校で講師を務めた後、東京、代々木にイタリア語学校CLUB ITALIANO設立。2016年にはミラノにEURASIA LANGUAGE ACADEMY語学学校を開校。留学時の住まいやインターンシップの斡旋・サポートも行う。クオルス・リストランテとは東京にいた頃、南青山の店にランチに行き、そこでカメリエーレ(給仕)をしていた同代表、高波利幸と意気投合したのが始まり。イタリアから呼んだピッツァ職人の通訳、さらに各店でイタリア語の出張レッスンを行うようになった。ミラノ在住の今も架け橋となっている。