クリスマスにはパネットーネ!!
12月といえばクリスマス。イタリアのクリスマスに欠かせないものといえば、甘~いパネットーネ。コレ、実は僕の生まれたミラノで生まれたんです。イエイ! パネットーネはブリオッシュの生地にレーズンやオレンジピールなどのドライフルーツを混ぜ込んで焼き上げた菓子パン。
普段からスーパーに並んでいて、プレーンのほかチョコチップ、ピスタッキョ(ピスタチオ)、カスタードクリームなどいろいろあります。日本に住んでいた時にもパン屋で買って食べたことがありますが、みんな小さかったですね。イタリア語では単語の語尾がオーネ(one)がで終わると「大きい」の意味になりますが、やっぱりパネットーネは大きい方がおいしい。となると、とても大きなオーブンがいるので、家庭で作るのは無理があります。イタリア人も100%、店で買いますね。
夕ご飯のデザートのほか朝食や軽食の時、そのまま手でちぎったり薄く切って食べるのが一般的ですが、チョコレートクリームやバニラアイスを添えることもあります。みんな子どもの頃から食べているから、そんなに好きではない人もついつい食べちゃう。みなさんも見つけたらぜひ買ってみてくださいね。チャオ!!
Luca Saccogna ルカ・サッコーニャ
ミラノ生まれ。日本映画に魅せられ、ミラノで日本語と日本文化を学んだのち1994年来日。大手イタリア語学校で講師を務めた後、東京、代々木にイタリア語学校CLUB ITALIANO設立。2016年にはミラノにEURASIA LANGUAGE ACADEMY語学学校を開校。留学時の住まいやインターンシップの斡旋・サポートも行う。クオルス・リストランテとは東京にいた頃、南青山の店にランチに行き、そこでカメリエーレ(給仕)をしていた同代表、高波利幸と意気投合したのが始まり。イタリアから呼んだピッツァ職人の通訳、さらに各店でイタリア語の出張レッスンを行うようになった。ミラノ在住の今も架け橋となっている。