2018.04.01| PASSIONE “情熱”

Vol.2 四半世紀の間、常に挑戦。 今年もチャレンジは続く

一日限りの野外レストラン第二回「上越市旧師団長官舎」にて(2018年4月)

創業25年を迎えた今、改めてすべてのお客さまに感謝と御礼を申し上げます。四半世紀の間ずっと、常に〝挑戦する意識〟を持ってやってきました。

今年の挑戦は、モッツアレラチーズ工房の開業です。2016年にイタリアに行った時、できたての味わいを知りました。力強い弾力性と歯ごたえ、噛むとジューシーでミルク本来の味わいが口の中いっぱいに広がる。この美味しさを何とか日本のお客さまにも味わっていただきたいと思ったのがきっかけです。

原料は、青草しか食べさせていない乳牛。フレッシュ=生と限定すれば、当然、食す時間も限られます。36時間という賞味期限と厳しいクオリティ・ギャランティ(品質保証)を設け、期限を過ぎたら無償交換します。つまり、徹底的に「生」にこだわります。

そのまま召し上がっていただいてもいいですが、できたての豆腐に醤油や薬味を添えて食べるように、オリーブオイルや天然塩、フレッシュバジルなどのハーブを合わせて食べると最高です。ほかのどこでも食すことのできない、正真正銘フレッシュなモッツアレラチーズをぜひ一度、お試しください。

高波利幸 Toshiyuki Takanami

1968年、新潟県上越市生まれ。高校卒業後「服部栄養専門学校」に入学し、料理の勉強を開始する。在学中、ヨーロッパに研修でイタリアへ行き、イタリアの食と文化、そして人に大きく感銘を受ける。卒業後、イタリアレストランで修行を開始。7年間東京で暮らしたのち、新潟に帰郷。1993年4月、地元上越市にイタリアレストランをオープン。現在イタリア料理店3店舗、モッツアレラチーズ工房、クラフトビール醸造所を展開。その他飲食店コンサルティング、プロデュースも手掛ける。

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