2021.03.06| 情熱のイタリアコラム

カンティーナの今 〜スクアドラ・クオルスの仲間たちからの便り4〜

クオルス・リストランテが信頼するイタリア現地の生産者
「スクアドラ・クオルス」の仲間達に、ワイナリーの今について聞いてみました。
第4回目はイタリア北部ピエモンテにある3姉妹のカンティーナからの便りです。

 

ー今回のコロナ禍について。ご苦労したことや今思うことを教えてください。

コロナ禍は本当に思いもよらないことだったし、心構えもないうちに突然降りかかってきた感があるわね。そして日々の生活にも、もちろん仕事にも大きな困難をもたらしたわ。私たちの仕事において現実的な“人とのふれあい”はなにより重要なことだったの。ワインのテイスティングではお客様とお会いして、直に声を聞いて話をする。お互いの目を合わせながらの、そんな会話の中でこそ、彼らの率直な感想や意見などを汲み取ることができると信じていたしね。でも去年の3月以降すべてのカンティーナでのアポや予定はキャンセルになってしまったわ。不確かな状況は未だ続いていて、一体いつになったら対面でのコミュニケーションが再開できるのかしら。。。

ー新しく始めた工夫や取り組み等はありますか?

そんな中で取り組んできたことは、必然的にだけどリモートワークね。テイスティング用のワインをお客様に郵送して、PCの画面越しに会話をしながら試飲してもらうの。もちろんこの新しい試みは、それはそれで面白いし、なんだかすごく若者になった気分するわ。だって常にネットに繋がっているっていうのは、若い子たちがすることだと思っていたから(笑)。

今、本当に “ピアノ・ピアーノ”(少しずつ)だけどイタリアは元の日常に戻りつつあるわ。でも今回学んだ新しい方法、つまりSNSやオンラインを使ったコミュニケーションは、この先も残してもっと可能性を広げていくつもり。この形はさらに進化していくはずだし、今後はますます遠くにいる人達との距離も縮まっていくことでしょうね。

この一年のコロナ禍の間は私たち人間とってはある意味停滞の時期だったわよね。でも自然の営みは力強くて決して歩みを止めていなかった。ブドウ畑の様子はどんなに私たちを勇気づけてくれたことかしら。この冬だってブドウの育成サイクルには最高の天候だったし、このまま行けば素晴らしい収穫をむかえる2021年になるわ!そして今私たちは新ヴィンテージのボトリング作業の真っ最中よ。皆、元気に頑張っています!

 

『次回はエミリア・ロマーニア州、ブルソンでおなじみのテヌータ・ウッチェリーナからの便りです。お楽しみに!』

 

 


3姉妹のカンティーナ「ファミリア・マローネ」のワインを味わってみませんか?

 

パッショーネ

蔵元/地方:Marrone/Piemonte
ブドウ品種:ネッビオーロ60%、バルベーラ20%、ベーラヴェルガ20%
熟成法:ネッピオー口/大樽12ヶ月、バルベーラ/バリック樽18ヶ月

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ランゲ・アルネイス

蔵元/地方:Marrone/Piemonte
ブドウ品種:アルネイス100%
果実味が豊富で、様々な香りが感じられる白ワイン
料理:魚介や野菜料理と

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ドルチェット

【ワイン初心者にお薦めの一本】
地元ピエモンテの人々が長年親しんできた地元では家庭の食卓で最もテーブルに登る人気のデイリーワインです。

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バルバレスコ

「ピエモンテワインの女王」とも称される優美なワイン
力強さもありながら「ワインの王様」バローロと比べると口当たりの柔らかさとドライフラワーを思わせるエレガントな余韻が広がります。

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バローロ

Famiglia Marroneが「我がファミリーとその歴史を体現するワイン」とするバローロ。Castiglione FallettoとLa Morraそれぞれの地区の個性が違うブドウを最高のブレンドに仕上げることに創業時より4世代にわたって情熱を傾け伝統のワイン造りをしてきました。

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